MSXプラットフォームは、PhilipsやSonyといったブランドが外付けキーボード付きのシステムを製造していたため、型式が多岐にわたります。そのようなキーボードの接続は独自のもので、レイアウトも多様ですが、オランダのMSXハードウェア開発者は、Philips NMSシリーズを最新のUSBキーボードで動作させることに成功しました。このインターフェースは現在利用可能です。
MSXは、ほとんどの機種がユニフォーム型、つまり全てのハードウェアが1つの大きなコンピュータの塊に含まれているコンパクトなシステムです。システム全体として拡張性がありません。MSXのPhilips VGシリーズはその形式を踏襲していますが、NMS(New Media System)シリーズの中には外付けキーボードを搭載しているものもあります。これらのキーボードは、典型的なPhilipsの26ピンコネクタで接続されています。そのキーボードの買い替えは、残念な結果に終わるかもしれません。しかし、心配することはありません。
最近、MRCユーザのJeroen Taverne氏がPhilips NMS8250、NMS8255、NMS8280 MSXマシン用のUSBキーボード・インタフェースを開発したのです。このインターフェースはPhilips NMSのキーボードコネクタに直接差し込むことができ、前面にはUSBキーボードを接続するためのUSBコネクタがあります。また、ファンクションキー、ビルトインのヘルプページ、デバッグ機能を備えています。ファームウェアは、PC、MAC、Linuxでアップグレードが可能です。現在、オランダ語(USレイアウト)、ドイツ語、フランス語のマシンとキーボードをサポートしています。イタリア語、スペイン語、そしておそらくロシア語にも近々対応する予定です。
Jeroen氏は、Sonyの外付けキーボード接続についても調べていると言っていました。有名なHB-F700シリーズに付属しているものをご存知でしょう。
もし興味があれば、Jeroen氏のFacebookページでPMを送るか、彼にメールを送ってください。このインターフェースは送料を除いて40ユーロです。
さて、あなたのお気に入りのメカニカルボードをお気に入りのシステムに接続してください。さあ、タイプしましょう!
関連リンク: MSX keyboard USB interface (GitHub)
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